Phase 4: ARM64 / RISC-V 比較

x86-64を基準に、ARM64とRISC-Vの命令設計・呼び出し規約・デバッグ観点を比較します。実務ではクラウド移行や性能調査で必須です。

ISA比較(最小要点)

項目x86-64ARM64RISC-V (RV64)
命令長可変長固定長(32bit)固定長(基本32bit)
設計思想CISC寄りRISCRISC + 拡張セット
メモリアクセス多様なアドレッシングLoad/Store中心Load/Store中心
引数レジスタ例rdi,rsi,rdx,...x0-x7a0-a7

同等処理の見比べ(概念)

; x86-64
mov rax, rdi
add rax, rsi
ret

; ARM64
add x0, x0, x1
ret

; RISC-V
add a0, a0, a1
ret

比較ポイントは「引数レジスタ」「戻り値レジスタ」「命令密度」「分岐予測に効くコード形」です。

演習

  1. 同じC関数を各アーキ向けにコンパイルし、戻り値レジスタを確認する
  2. ループ処理の逆アセンブルを比較し、命令数差を説明する
  3. 境界条件分岐(==, <, >)の実装差を整理する