exkururuIPROS NGIPS ガイド・マニュアル

公開版 exkururuIPROS の使い方を、GitHub README を基準に整理したガイドです。ダッシュボードの見方、アラートトリアージ、インシデントレスポンス、仮想コンソール演習を順番に確認できます。

GitHub 導線あり README 連動 Docker 起動対応 SOC / XDR / EDR 連携
待機中

サプライチェーン攻撃を IPS ではどう追うか

`practical/` で見た「依存更新 -> 悪性コード混入 -> 外部送信」の流れを、ここでは検知側の目線に切り替えて見ます。IPS や監査ログは、ライブラリ名そのものを検知するよりも、「普段ない通信先」「不自然な依存更新の直後に始まる送信」「CI や本番サーバーからの異常リクエスト」を拾って止めます。

1. 更新直後を見る lockfile の急変、install script、依存数の増加を先に確認します。
2. 外向き通信を見る ビルド時や起動時に、普段使わないドメインへ通信していないかを確認します。
3. 認証情報の挙動を見る CI トークン、環境変数、秘密鍵へのアクセスが急に増えていないかを追います。
4. 再発防止へつなぐ 依存削減、バージョン固定、CI ガード、SBOM まで戻して初めて封じ込め完了です。
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公開版ガイドの入口

1. まず README を確認する

公開範囲・対応範囲・Docker 起動方法を GitHub README で確認します。

2. ダッシュボードの見方を押さえる

検知、トリアージ、WAF ログ、インシデント対応の流れを上から順にたどります。

3. 仮想コンソール演習を実行する

SQLi、XSS、ブルートフォースなどのシナリオを step 実行で体験します。

4. 連携先の位置づけを理解する

SOC / XDR / EDR は連携先として扱い、公開版の主役は exkururuIPROS です。

5. GitHub の README に戻る

細部や更新履歴は GitHub 側の README を基準に確認します。

公開版 exkururuIPROS NGIPS とは

▶ インターネット → exkururuIPROS NGIPS (検査・フィルタリング) → サーバー(アニメーション)

Internet 攻撃 + 正常 exkururuIPROS 公開版 NGIPS / NDR 検知・ブロック・記録 ! BLOCKED SQLi / XSS / BF Webサーバー クリーンな通信

IPS (侵入防止システム)

ネットワークトラフィックをリアルタイム検査し、攻撃パターンを検知したらブロックする仕組みです。公開版 exkururuIPROS では、NGIPS/NDR の見せ方とダッシュボード操作を学べます。

WAF (Webアプリケーションファイアウォール)

HTTP/HTTPSリクエストを解析し、SQLインジェクション・XSS等のWebアプリ攻撃をブロックします。L7レイヤーでの防御。

EDR (エンドポイント検出・応答)

サーバー/端末上の不審なプロセスやファイル変更を検知。IPSがネットワーク層なら、EDRはホスト層の防御です。

SIEM (統合ログ管理)

複数のセキュリティ製品のログを集約・相関分析。「IPS検知+EDRアラート+認証失敗」を組み合わせた高精度検知が可能。

ダッシュボードの見方

▶ ダッシュボード モックアップ(アニメーション)

KPIパネル 47 アラート件数 MTTD: 4.2min イベントタイムライン Critical High Medium Low WAFログ BLOCK: SQLi × 12 BLOCK: XSS × 3 PASS: Normal × 847 シグナル相関分析 攻撃キャンペーン検知 ! ポリシーバージョン v4.2.1 (現在有効) 最終更新: 2026-03-15 MTTRゲージ 目標15min / 現在: 9.4min ✓

イベント一覧

検知されたセキュリティイベントのタイムライン。timestamp, source_ip, severity, action, statusカラムで構成。

使い方: 直近のアラートを時系列で確認し、急増していないかチェック。

KPIパネル

MTTD(検知平均時間)とMTTR(対応平均時間)を表示。目標値との乖離をゲージで可視化。

使い方: MTTDが長ければ検知ルールの感度不足、MTTRが長ければ対応フローの改善が必要。

シグナル分析

複数イベントの相関パターンを自動検出。単発では見えない攻撃キャンペーンを可視化。

使い方: 同一IPからの複数種攻撃や、横展開パターンを早期に把握。

WAFログ

HTTPリクエストの検査結果。ブロックした攻撃の種別、ソースIP、対象URLを表示。

使い方: 誤検知(False Positive)の確認とルール精度の評価に使用。

ポリシーバージョン

検知ルールのバージョン管理。いつ誰が何を変更したかを追跡。

使い方: ルール変更後にFP率が上がったら前バージョンにロールバック。

アラートのトリアージ方法

アラート受信
初期調査
分類
True Positive
対応実施

False Positiveの場合はルール精度を改善し、繰り返し発生しないようチューニングします。

Critical

即時対応必須。データ漏洩・権限奪取の可能性。

例: SQLi成功、管理者アカウント不正ログイン

High

1時間以内に対応。攻撃成功の可能性が高い。

例: ブルートフォース成功兆候、既知脆弱性スキャン検知

Medium

営業時間内に確認。偵察行為の可能性。

例: ポートスキャン、ディレクトリトラバーサル試行

Low

定期レビューで確認。情報収集段階。

例: User-Agent異常、過剰なCrawler

Info

参考情報。直接の脅威なし。

例: 設定変更ログ、正常なスキャン結果

トリアージアクション一覧

アラート種別確認手順推奨アクション
SQLインジェクション WAFログでペイロード確認、DBログで実行有無 IPブロック、影響範囲調査、DBバックアップ確認
ブルートフォース 認証ログで失敗回数、成功有無を確認 IPブロック、該当アカウントのパスワードリセット
XSS試行 リクエストボディのペイロード確認 WAFルール強化、アプリ側のサニタイズ確認
パストラバーサル アクセスログで../../パターン確認 WAFブロック、Webサーバー設定でroot制限
異常トラフィック急増 送信元IP分布、リクエストパターン確認 DDoS対策有効化、レートリミット強化

WAF設定とルール管理

▶ リクエスト → WAFルールチェーン フロー(アニメーション)

Request SQLi ルール確認 XSS ルール確認 RateLimit ルール確認 PASS ✓ 全ルール通過 Backend
ルール種別検知パターンアクション誤検知リスク
SQLインジェクション UNION SELECT, OR 1=1, -- comment Block + Log 検索フォームでSQL風文字列を入力した場合
XSS (クロスサイトスクリプティング) <script>, onerror=, javascript: Block + Log HTMLコンテンツ入力が許可されたフォーム
パストラバーサル ../, ..\, /etc/passwd Block ファイルパスを含む正当なAPI
レートリミット 同一IP 100req/min超過 429 + 一時ブロック 正当なAPIクライアントの大量リクエスト
Bot検知 User-Agent空、既知botシグネチャ Challenge / Block 正当なスクレイピング・モニタリングツール

インシデントレスポンス フェーズ

検知 (Detect)

アラート確認、初期分類、エスカレーション判断

ツール: kururuIPS ダッシュボード、メール/Slack通知

封じ込め (Contain)

IPブロック、アカウント停止、影響範囲の隔離

ツール: WAFルール更新、EDRレスポンス、ネットワーク分離

根絶 (Eradicate)

マルウェア除去、バックドア確認、脆弱性パッチ

ツール: EDRスキャン、セキュリティアップデート、設定レビュー

復旧 (Recover)

サービス再開、バックアップからの復元、監視強化

ツール: ヘルスチェック、ログ監視、段階的復旧

教訓 (Lessons)

インシデントレポート、再発防止策、ルール更新

ツール: ポストモーテム、ポリシーバージョン更新、チーム共有

仮想コンソール演習

演習を選び、次のコマンド実行を押すと疑似ログが流れます。実際のインシデント対応の手順を体験できます。

この演習の目的

待機中

成功の判定基準

    改善・次のステップ

      公開版 IPS ガイド演習 SIMULATION スコア: 0 / 0 pts (0/10)
      上のシナリオタブを選択すると、公開版 exkururuIPROS の模擬ダッシュボードにインシデントが再現されます。
      README の案内と合わせて、ダッシュボードの変化を観察し、公開版ガイドとして使い方を確認してください。