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サイバー攻撃について

SYNフラッドは、1つの軸だけでは整理できません。

次の4つの軸で分類すると、現代の攻撃を理解しやすくなります。

分類軸
送信元単一ホスト、ボットネット、反射サーバー
IPアドレス実IP、偽装IP、被害者IPへの偽装
宛先単一IP、複数ポート、サブネット全体
狙う資源SYN backlog、FW状態表、CPU、PPS、帯域

1. 直送型SYNフラッド


直送型は、攻撃端末から標的へ直接SYNを送る方法です。

攻撃端末 ── 大量のSYN ──> 標的サーバー

送信元IPが固定されている場合は、比較的検知しやすい攻撃です。

特徴

  • 単一または少数の送信元から届く

  • 送信元IPが実在する場合がある

  • SYNに対してACKが戻らない

  • 送信元別のレート制限が有効になりやすい

ただし、単純にIPを遮断すれば必ず解決するわけではありません。

攻撃元が多数存在する場合、正規利用者と同じNATやクラウド環境を共有している場合、IP単位の遮断は誤検知につながります。

MITRE ATT&CKでは、攻撃元から標的へ直接大量のネットワークパケットを送る攻撃をDirect Network Floodとして分類しています。TCPもこの攻撃に使用できます。


2. IP偽装型SYNフラッド


IP偽装型では、SYNパケットの送信元IPアドレスを書き換えます。