この段階では、送信元IP詐称を使わなくても大規模な攻撃が可能です。
防御側は、次の課題に直面します。
送信元IPが正規の端末に見える
国や地域が分散している
各IPの送信量が少ない
単純なIPレート制限では止めにくい
誤検知で正規ユーザーを遮断しやすい
OSのSYN Cookieが普及すると、サーバーのSYN backlogだけを狙う攻撃は効きにくくなりました。
そこで攻撃対象は、より手前の資源へ広がりました。
Internet
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上流回線 ← 帯域枯渇
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エッジルーター ← PPS・ルート処理
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ファイアウォール ← セッション表・CPU
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ロードバランサー ← 接続処理
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サーバー ← SYN backlog・CPU
RFC 4987も、高PPSによってネットワーク処理能力や回線容量を狙う攻撃は、ホストのTCP実装だけを狙う古典的SYNフラッドとは分けて考える必要があるとしています。
現代の防御では、攻撃パケットをアプリケーションやOSの通常ネットワークスタックまで到達させない設計が重視されます。
代表例は次のとおりです。