キャパシティ管理は、ITILにおいてITサービスの「リソースの最適化」を担う重要なプロセスです。その活動範囲は、以下の3つの観点(サブプロセス)に細分化されます。・ビジネス・キャパシティ管理:将来のビジネス要件(事業計画やイベントなど)を画像し、それに基づき将来必要となるITインフラの処理能力を予測・計画する。・サービス・キャパシティ管理:現在提供しているITサービスが、合意されたサービスレベル(SLA)を満たすパフォーマンスを発揮しているかを監視・管理する(例:トランザクション応答時間の追跡)。・コンポーネント・キャパシティ管理(技術的キャパシティ管理):個々のITインフラ構成要素(CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク帯域など)の利用状況やリソース使用率をハードウェアレベルで監視・管理する。これらの情報を収集・分析し、将来のリソース不足と予算計画をまとめた「キャパシティ計画(キャパシティプラン)」を定期的に作成します。また、キャパシティが逼迫した際に対処する「チューニング(設定最適化)」や「アップグレード(ハードウェア増強)」の計画もこのプロセスで行われます。