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科目A|基礎理論
同じ平均点70点でも、標準偏差を見ることで「クラスAは全員が均一に理解している」「クラスBは得意・不得意の差が激しい」というデータの背景・特徴を正しく見抜くことができます。

もう少し詳しく

標準偏差を算出するには、まず各データと平均値との差(偏差)を求めます。次にそれらを2乗して平均をとった値(これを「分散」と呼びます)を計算し、最後にその正の平方根をとります。わざわざ2乗して平方根を戻す理由は、単純に差を足し合わせるとプラスマイナスが相殺されてゼロになってしまうのを防ぎつつ、単位を元のデータと同じ次元に戻すためです。金融工学の分野では、株式や為替などの価格変動リスク(ボラティリティ)を測定する客観的な指標として用いられます。ITインフラの性能評価においても、平均応答時間が同じ1秒でも、常に1秒で返してくるシステム(標準偏差が小さい)と、0.1秒と1.9秒を繰り返すシステム(標準偏差が大きい)では、後者の方が実用上の品質やユーザー体験が著しく悪いと判断されるなど、システム挙動の安定性の可視化に不可欠な概念です。

試験でのポイント