試験においてクロック周波数は、CPUの性能を測るための基本的な指標として頻出します。計算問題が出題されることが多く、「クロック周波数が1GHzのCPUの、1クロックあたりの時間は何秒か?」といった問題の解き方をマスターしておく必要があります。1GHzは「1秒間に10億(10の9乗)回」なので、1クロックの時間はその逆数である 1÷10億 秒、つまり1ナノ秒(1ns)となります。周波数(回数/秒)と周期(秒/回)は逆数の関係にあるという公式を確実に覚えておきましょう。
また、クロック周波数とあわせて「CPI(Cycles Per Instruction)」という用語が登場することがあります。これは「1つの命令を実行するために何クロック必要か」を示す値です。クロック周波数が高くても、このCPIの値が大きい(1回の命令に時間がかかる)と、結果的に全体の処理速度は速くなりません。CPUの実際の性能は、「クロック周波数」と「CPI(または1クロックあたりの実行命令数)」の組み合わせで決まる、という総合的な視点を持っていると、高度な問題にも対応しやすくなります。
さらに、内部クロック(CPU内部の動作周波数)と外部クロック(CPUとメモリなどを結ぶバスの動作周波数)の違いについて問われることもあるため、両者の違いも軽く押さえておくと安心です。
関連する用語
関連する用語として、1つの命令を実行するのに必要なクロック数を表す「CPI」、CPUが1秒間に実行できる命令数を数百万単位で表した性能指標である「MIPS」、CPUが処理を行う速度を指す「処理速度」などが挙げられます。
構成図・実機演習へ進む
用語を構成と操作へつなげる場合は、実技TOPとラボ一覧を利用できます。
ファクトチェック:試験要綱 Ver.5.6(2026-07-06公開、2026年10月試験から適用)。Ver.5.6は2026年10月試験から適用され、科目Aと科目Bを規定します。2026年8月時点では適用前の資料であるため、記事では適用日を明記し、詳細シラバスVer.7.2も併記します。
この記事は公式出題範囲・チェックリストとの対応を編集部で確認した学習解説です。
公式資料
用語集一覧 / ← 前の記事 / 次の記事 →