注意すべき点として、実効アクセス時間の計算において、キャッシュにデータが無かった場合(キャッシュミス時)のハードウェアの動作仕様によって、計算式が微妙に変わるケースがあります。最も一般的な計算モデルは、キャッシュにアクセスして無いことが分かった後で主記憶装置にアクセスに行く「逐次アクセス方式」に近い考え方ですが、試験問題によっては「キャッシュメモリと主記憶装置に同時にアクセスを開始する」という前提条件が付けられることがあります。その場合は、ミス時のアクセス時間は主記憶装置へのアクセス時間のみで計算されるなど、問題文の条件を正確に読み取ることが求められます。
試験でのポイント
応用情報技術者試験では、ヒット率を用いた「実効アクセス時間」の算出問題がほぼ毎回のように出題される計算問題の定番です。
基本的な計算式は以下の通りです。
実効アクセス時間 = (キャッシュのアクセス時間 × ヒット率) + (主記憶のアクセス時間 × (1 - ヒット率))