また、NAT/NAPTにはセキュリティ効果もあります。外部のインターネットから見ると、すべての通信はルータ(グローバルIP)が送信しているように見え、内部PCのプライベートIPアドレスは完全に隠蔽されます。外部からLAN内部のPCに対して直接接続を開始することは技術的に不可能であるため、不正アクセスやサイバー攻撃からの強力な防御壁として機能します。
試験でのポイント
情報処理試験では、NATとNAPT(IPマスカレード)の定義の違いを正確に理解しているかが最も問われます。特に、「1つのグローバルIPアドレスを複数のプライベートIPアドレスで同時に共有するために、IPアドレスに加えて『ポート番号』も同時に変換する技術は何か?」という問いに対し、「NAPT」または「IPマスカレード」を正しく選択できる必要があります。
また、NAT/NAPTテーブル(変換表)における変換前後のアドレスやポート番号の対応関係を読み解く実務的な問題も頻出します。その他、IPv4アドレスの枯渇対策としての側面や、外部からの直接攻撃を防ぐ「セキュリティ効果(簡易ファイアウォールとしての性質)」についても理解しておきましょう。
関連する用語
NATに関連する用語には、組織内だけで通用する「プライベートIPアドレス」、世界共通の「グローバルIPアドレス」、通信の口を示す「ポート番号」、変換作業を担う「ルータ」、IPマスカレードの標準規格名である「NAPT」などがあります。
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ファクトチェック:試験要綱 Ver.5.6(2026-07-06公開、2026年10月試験から適用)。Ver.5.6は2026年10月試験から適用され、科目Aと科目Bを規定します。2026年8月時点では適用前の資料であるため、記事では適用日を明記し、詳細シラバスVer.7.2も併記します。
この記事は公式出題範囲・チェックリストとの対応を編集部で確認した学習解説です。
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