ド・モルガンの法則(どもるがんのほうそく)とは、論理式や集合論において、複数の条件が重なったときの「否定(〜ではない)」の形を、よりシンプルな形に書き換えることができるという重要な法則です。具体的には、「『AかつB』ではない」という否定は「『Aではない』または『Bではない』」と同じになり、同様に「『AまたはB』ではない」は「『Aではない』かつ『Bではない』」と同じになる、というルールです。プログラミングにおいて複雑になりがちな条件分岐(if文など)を整理し、コードを読みやすくしてバグを減らすために非常によく利用されるテクニックです。
「遊園地のアトラクションに乗れない人」の条件を考えてみましょう。
元の条件:
「身長が120cm以上」かつ「年齢が7歳以上」 【の両方を満たす人】 ではない人
ド・モルガンの法則で書き換えた条件:
「身長が120cm未満(ではない)」 または 「年齢が7歳未満(ではない)」 人このように書き換えることで、入場口のスタッフは「身長が足りないか、もしくは年齢が足りないかのどちらか一方でも当てはまればお断りする」というように、判断ルールをシンプルに整理することができます。