近年では「Bluetooth Low Energy(BLE)」という、さらに消費電力を抑えた規格が普及しています。これにより、ボタン電池1つで数ヶ月から数年間も稼働し続けるセンサーデバイスや、忘れ物防止タグ(スマートタグ)などが実現しました。また、Bluetooth機器は最大で7台までの機器を同時に接続(ピコネットと呼ばれるネットワークを形成)できる仕様になっており、スマートフォンを中心にスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホン、カーナビなど、複数の機器をシームレスに連携させる「パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)」の構築に欠かせない技術となっています。
IT関連の試験において、Bluetoothは無線通信規格の代表例として頻繁に出題されます。最も重要なのは、他の無線規格(Wi-FiやNFC、赤外線通信など)との違いを理解しておくことです。Bluetoothは「数メートル〜数十メートルの近距離通信であること」「2.4GHz帯の電波を利用していること」「Wi-Fiと比べて通信速度は遅いが消費電力が非常に少ないこと」が大きな特徴です。
試験問題では、「携帯電話とヘッドセット、パソコンとマウスなどを接続するための、近距離無線通信の規格はどれか」といったストレートな問い方がよく見られます。また、機器同士を最初に関連付けるための認証作業である「ペアリング」という用語や、前述の超省電力規格である「BLE(Bluetooth Low Energy)」についても出題される可能性があるため、関連知識として押さえておきましょう。さらに、同じ2.4GHz帯を使用するWi-Fiや電子レンジと電波干渉を起こす可能性がある点も、実践的な知識として重要です。
Bluetoothと比較されることが多い無線通信規格として、高速大容量な通信を行う「Wi-Fi」、至近距離(数センチ)で一瞬で通信を確立する「NFC」、そしてIoTデバイスの基盤技術としても活用される「BLE(Bluetooth Low Energy)」などが関連用語として挙げられます。