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コンピュータ構成要素

コンピュータが実行する引き算、掛け算、割り算といったすべての複雑な算術演算は、根本をたどればこの加算器を用いた「足し算の繰り返し」や「足し算の応用」として処理されています。たとえば、引き算は「補数」という概念を使って数値を反転させ、それを足し合わせることで実現されます(補数加算)。掛け算は足し算を何度も繰り返す処理、割り算は引き算(つまり補数の足し算)を繰り返す処理に置き換えることができます。したがって、加算器はコンピュータの演算処理能力の根幹を支える極めて重要な回路と言えます。

加算器を構築する際には、複数の「半加算器」と「全加算器」を組み合わせます。一番下の桁(1の位)の計算には、下からの繰り上がりが存在しないため「半加算器」を用います。そして、2桁目以降の計算には、すぐ下の桁からの繰り上がり信号(キャリー)を一緒に足し合わせる必要があるため「全加算器」を順番に連結して使用します。このように複数の全加算器を直列に繋げたものを「リップルキャリーアダー(リプルキャリー加算器)」と呼びます。