昔のファームウェアは、一度書き込むと内容を変更できない「ROM(Read Only Memory)」と呼ばれるチップに記録されていたため、バグがあっても後から修正することが困難でした。しかし現在では、電気的に内容を消去して書き直せる「フラッシュROM」に記録されるのが一般的です。これにより、スマートフォン、デジタルカメラ、ワイヤレスイヤホン、自動車の電子制御システムなど、あらゆる機器で、製品出荷後でもメーカーのウェブサイトから最新のファームウェアをダウンロードして書き換える(アップデートする)ことで、動作の安定化や新機能の追加、脆弱性の修正が行えるようになっています。
ITパスポート試験等では、ソフトウェアとハードウェアの中間的な性質や、ROMに保存されるという特徴について問われます。
重要なポイントは以下の通りです。
問題文に「ハードウェアに組み込まれた」「ROMに記録されている」「基本的な制御を行うソフトウェア」といったキーワードが含まれていたら、ファームウェアを疑うのが鉄則です。
関連する用語として、ファームウェアが活躍する主戦場である組込みシステム、ファームウェアを保存するための不揮発性メモリであるフラッシュメモリやROMなどが挙げられます。