×
システム構成・性能・ソフトウェア

また、コンテナのもう一つの強力な利点は「インフラのコード化(Infrastructure as Code)」と相性が良いことです。Dockerfileのような設定ファイルに環境構築の手順を記述しておくことで、誰がどこで実行しても全く同じ環境が再現されます。「開発者のパソコンでは動いたのに、本番サーバーでは動かない」といったトラブル(いわゆる「環境依存の問題」)を根本から解決できるのが、コンテナが急速に普及した最大の理由です。近年では、数百から数千のコンテナを自動的に管理・監視・復旧する「コンテナオーケストレーションツール」として、Kubernetes(クーバネティス)が業界標準として広く使われています。

コンテナのライフサイクルは非常に短く設計されることが多く、システムにアクセスが急増した際には自動的にコンテナの数を数十、数百と増やして負荷を分散させ、アクセスが落ち着けば元の数に戻すといった柔軟なスケーリング(拡張・縮小)が可能です。これにより、クラウド環境におけるコンピューティングリソースのコストを最小限に抑えつつ、高いパフォーマンスを維持することができます。

試験でのポイント