このほか、クライアントPC側に一切の設定を行わなくても、ネットワーク上のルータが自動的にプロキシを経由させる「透過プロキシ(トランスペアレントプロキシ)」という運用形態もあります。
情報処理技術者試験では、プロキシサーバーの主要なメリットを答えさせる選択問題が頻出します。「一度表示したWebページのデータを一時保管しておき、再アクセス時に高速表示する(キャッシュ機能)」「アクセス元クライアントのIPアドレスを隠蔽し安全性を高める」「外部への接続を制限するURLフィルタリング機能を提供する」といった3大役割は基本知識です。
また、セキュリティの枠組みにおいて、DMZ(非武装地帯)などに配置して外部からのアクセスからWebサーバーを保護する「リバースプロキシ」の役割についても問われます。リバースプロキシがWebサーバーの代わりとしてSSL証明書を処理する「SSLアクセラレータ」の機能や、リバースプロキシの配置図を見て通信経路を問う構成問題なども頻繁に出題されるため、両者の違い(フォワードは内部から外へ、リバースは外から内部へ)をしっかり意識しておくことが得点につながります。
プロキシに関連する概念には、Webページの配信元である「Webサーバー」、データを一時保存して再利用する「キャッシュ」、接続先を制限する「URLフィルタリング」、サーバー側に立って動作する「リバースプロキシ」、通信を暗号化する「SSL/TLS」、パケットを遮断・監視する「ファイアウォール」などがあります。