基本情報技術者試験などのIT系資格試験において、2進数は最も頻繁に出題される基礎テーマの1つです。特に重要なのは、2進数から10進数への変換、およびその逆の変換(基数変換)を素早く正確に行える計算力です。「1, 2, 4, 8, 16, 32, 64, 128...」という2の累乗の数を暗記しておくと、変換のスピードが格段に上がります。
さらに、少数(小数点以下)を2進数で表現する方法も頻出です。10進数の「0.5」は2進数の「0.1(2のマイナス1乗)」、「0.25」は「0.01(2のマイナス2乗)」となります。また、シフト演算と呼ばれる、2進数のビット列を左右にずらす操作についての問題もよく出題されます。左に1ビットずらすと値は2倍になり、右に1ビットずらすと値は2分の1になる(論理シフトの場合)という性質は、掛け算や割り算を高速に行う手法として必ず押さえておきましょう。計算ミスを防ぐためにも、桁の位置(重み)を丁寧に確認しながら解答することが大切です。
2進数をさらに人間にとって読みやすく短く表現するための16進数や、異なる進数同士の表現を変換する基数変換、2進数を使って負の数を表現するための補数などと併せて学習することで、数値表現全体の理解がより深まります。