このように、個々の脆弱性を指摘するだけでなく、「ビジネスにどれだけ重大な実害が及び得るか」を証明する点が、通常の「脆弱性診断」との最大の違いです。
試験では、ペネトレーションテストの目的や特徴について問われます。特に、「脆弱性診断(脆弱性スキャン)」との違いがポイントです。
脆弱性診断は「システム全体に存在する脆弱性を網羅的に洗い出すこと」を目的とし、ツールによる自動スキャンが主体となります。一方、ペネトレーションテストは「特定の攻撃シナリオに基づいて、実際にシステムに侵入できるか、機密データまでたどり着けるかという防御力を手動を交えて検証すること」を目的とします。この目的の違いとアプローチの差を明確に区別しておきましょう。
関連する用語には、システム全体の脆弱性を網羅的に検出する「脆弱性診断」、サイバー攻撃を実行する善意の技術者である「ホワイトハッカー」、および攻撃の糸口となるセキュリティ上の欠陥である「脆弱性(ぜいじゃくせい)」があります。