×
クラスとオブジェクト
カプセル化の利点は、単にフィールドを隠すことだけではなく、クラスの内部仕様を変更した際の「保守性の向上」にあります。 例えば、内部データの保持形式を単一の変数からリスト構造に変更した場合でも、ゲッターやセッターのメソッド名と引数・戻り値(外部インターフェース)を変更しなければ、そのクラスを利用している他の無数のクラスのコードを一切書き換える必要がありません。 JavaBeansの命名規約では、boolean 型のゲッターのメソッド名を get の代わりに isXxx() とする慣例(例: public boolean isActive())があります。 また、Java SE 14/17で導入されたレコードクラス(record)は、全フィールドが暗黙的に private final となり、自動的にゲッターが用意されるため、究極的にカプセル化された不変データキャリアとして機能します。

試験でのポイント

Java Silver試験においてカプセル化は、概念問題および「正しくカプセル化されているクラスのコードを選択させる問題」として出題されます。 1. カプセル化の正しい条件: - フィールドが private であること。 - ゲッター(getXxx / isXxx)およびセッター(setXxx)が public で提供されていること。 2. 直アクセスによるエラー:private に設定されたフィールドに対し、外部クラスから acc.balance = 100; のように直接代入しようとするとコンパイルエラーになる挙動を確認しておきましょう。

関連する用語

アクセスを制限するための「アクセス修飾子」や、カプセル化された実体となる「クラスとオブジェクト」、データアクセスを提供する「メソッドの定義と呼び出し」、および不変オブジェクトを提供する「レコードクラス」は関連する主要概念です。

ファクトチェック:1Z0-825-JPN(2026-08-01確認)。試験番号1Z0-825-JPN、試験時間90分、60問、合格ライン65%です。

この記事は公式出題範囲・チェックリストとの対応を編集部で確認した学習解説です。

公式資料

用語集一覧 / ← 前の記事 / 次の記事 →