著作権(Copyright)は、文化的な創作物を保護する権利であり、特許権などの「産業財産権」と合わせて「知的財産権(知的所有権)」を構成します。著作権の最大の特徴は、創作した時点で手続きなしに権利が発生する「無方式主義」を採用している点です。これにより、個人の落書きからプロの作品まで、生み出されたすべての著作物が自動的に保護されます。著作権は大きく分けて、財産的な価値を守る「著作財産権(コピーや配信をコントロールする権利)」と、著作者の人格や名誉を守る「著作者人格権(氏名表示や作品の勝手な改変を防ぐ権利)」の2つに分類されます。特に著作者人格権は、著作者の生存中のみに認められる一身専属の権利であり、他人に譲渡することはできません。近年、IT分野ではOSS(オープンソースソフトウェア)のライセンス規定や、AI学習における著作物の利用範囲など、著作権の解釈と運用が極めて重要な課題となっています。
試験でのポイント