初動対応 | 情報処理安全確保支援士試験
初動対応とは
初動対応(トリアージ)とは、情報セキュリティのトラブル(インシデント)が発生した直後に、現場の状況を素早く把握し、被害の拡大を防ぐために行う最も初期の応急処置のことです。
「トリアージ」は元々災害医療の用語で、患者の緊急度や重症度に応じて治療の優先順位を決めることを意味します。ITセキュリティにおけるトリアージも同様に、発生したトラブルの緊急性と重要度(どのサーバーが落ちているか、何のデータが漏れたかなど)を分析し、最も被害が大きい部分への対処を最優先に決定・実行します。これにより、限られた対応リソースを最も効果的な場所に集中させ、システム全体の崩壊を防ぐことができます。例えば、一般社員のパソコンが1台ウイルスに感染したことと、基幹の顧客データベースが不正アクセスを受けていることでは、後者の方が組織に与える影響が甚大であるため、後者の調査とネットワーク遮断を最優先に処理します。
具体例
1. 分析: 不正通信の宛先を確認し、機密情報を扱うサーバーが標的になっているか判定する
2. 優先度判断: 一般社員のPCよりも、顧客データベースサーバーの保護を最優先に対処する
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