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科目A-2|インシデント対応
BCMが提唱する「訓練(演習)」には、その目的や組織の習熟度に応じていくつかの形態があります。最も手軽な「机上演習(テーブルトップ演習)」では、対応メンバーが会議室に集まり、提示された仮想シナリオ(例:大規模地震でデータセンターが被災したなど)に沿って、BCPを見ながら自分たちがどう行動すべきかを口頭で確認し合います。これを発展させた「機能演習」や「総合演習」では、実際に予備のサーバーを稼働させてネットワークを切り替えるなど、本番さながらの技術的な操作を伴うシミュレーションを行います。訓練を通じて、「手順書に書かれている担当者が退職していた」「連絡先リストが古くてつながらない」「予備電源の燃料が足りない」といった、机の上では気づかなかった無数の課題(脆弱性)が浮き彫りになります。BCMの本質は、これらの不備を隠さずに評価(Check)し、速やかに計画を改訂(Act)することにあります。このガバナンスと組織文化の形成こそが、災害大国である日本における企業の存続を決定づけます。

試験でのポイント