また、主記憶装置の内部は、データを区別するために「アドレス(番地)」と呼ばれる一意の番号が1バイトごとに割り振られています。CPUが主記憶装置から特定のデータを読み出したり、計算結果を書き込んだりする際には、必ずこのアドレスを指定してアクセスを行います。現代のコンピュータでは、主記憶装置の容量が不足した場合に、補助記憶装置の一部をあたかも主記憶装置の延長線上の領域として扱う「仮想記憶(バーチャルメモリ)」という技術も組み合わせて利用されています。
試験でのポイント
情報処理安全確保支援士試験の科目A-1では、主記憶装置の性質や、他の記憶装置との比較についての問題が頻出します。絶対に押さえておくべきポイントは、主記憶装置の「揮発性」です。電源を切ると内容が失われるという特性は、ROM(不揮発性)や補助記憶装置(磁気ディスクやSSD)との明確な違いとして、正誤判定問題で頻繁に問われます。
また、記憶階層の中での位置づけも重要です。「レジスタ > キャッシュメモリ > 主記憶装置 > 補助記憶装置」という順序において、左に行くほどアクセス速度は高速になりますが記憶容量は小さく、価格(ビットあたりのコスト)は高くなります。この関係性を並べ替える問題がよく出題されます。