具体的には、システムを複数の独立したモジュールやサブシステムに分割し、一部のモジュールがダウンしても他のモジュールが独立して稼働できるようにする「疎結合」と呼ばれるアーキテクチャが採用されます。また、ロードバランサ(負荷分散装置)を用いて複数のサーバーに処理を振り分けているWebシステムにおいて、一部のサーバーが故障した際に、そのサーバーをネットワークから素早く切り離し、残りの正常なサーバー群だけでリクエストを処理し続ける仕組みもフェールソフトの典型的な一例です。この場合、システム全体の処理能力(スループット)は低下し、ユーザーから見た応答時間(レスポンスタイム)が長くなるかもしれませんが、サービス自体は停止せずに継続できるため、最悪の事態を回避できます。このように、機能や性能を落としてでも運転を続ける状態を「縮退運転(フォールバック)」と呼びます。
試験でのポイント