コンピュータシステムやWebアプリケーションの分野においては、「1分間に処理できるトランザクションの数(TPM: Transactions Per Minute)」や「1秒間に処理できるリクエストの数(RPS: Requests Per Second)」といった形でスループットが表現されます。CPUの演算性能、メモリの容量、ストレージの読み書き速度(I/O性能)、さらにはソフトウェアのアルゴリズムの効率性など、システムを構成するすべての要素が複雑に絡み合って最終的なシステム全体のスループットが決定されます。パフォーマンスを向上させるには、ボトルネック(処理が一番遅くなって足を引っ張っている部分)を特定し、そこを集中的に改善するというアプローチが取られます。
試験でのポイント
情報処理技術者試験において、スループットに関する問題は、「一定時間内に処理された仕事量」「単位時間あたりのデータ転送量」というキーワードをベースに出題されます。意味を問う単純な知識問題のほか、レスポンスタイムやターンアラウンドタイムといった他の性能評価指標との違いを正しく理解しているかが非常によく問われます。