1. Iフレーム(Intra-coded picture):他のフレームを参照せず、単体で完全に再現できる画像フレーム。定期的に配置され、動画の基準点やシーク(早送り・巻き戻し)時の開始点となります。
2. Pフレーム(Predicted picture):「過去のフレーム」からの動きの差分(動きベクトル)のみを記録するフレーム。
3. Bフレーム(Bidirectionally predicted picture):「過去と未来の両方のフレーム」から予測し、その差分のみを記録するフレーム。最もデータ量が小さくなります。
このように、データの大半を「差分情報」だけに置き換えることで、劇的なファイルサイズ削減に成功しています。
MPEGには用途に応じて複数の規格が作られ、進化を続けてきました。
・MPEG-1:CD-ROMなどの低解像度用(ビデオCDなど)。音声圧縮部から「MP3」が生まれました。
・MPEG-2:DVD-Videoやデジタルテレビ放送などの高画質用。
・MPEG-4:インターネット回線やモバイル端末などの低帯域・多目的用。「MP4」コンテナ形式のベースとなり、高度な動画コーデック「H.264(MPEG-4 AVC)」や「H.265(HEVC)」と組み合わせて現在主流となっています。