×
科目A-1|ネットワーク
無線LANは、空気中を伝わる電波を利用してデータ通信を行います。有線LANとは異なり、同一の電波到達範囲内で複数の機器が通信するため、データの衝突を回避する制御方式として「CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance:搬送波感知多重アクセス/衝突回避)」方式が用いられます。これは有線LANのCSMA/CDが「衝突を検出してから対処する」のに対し、無線LANでは「他の通信が行われていないことを確認した後、さらにランダムな時間待ってから送信する」ことで、極力衝突を「回避」する仕組みになっています。
無線LANで利用される周波数帯には、主に「2.4GHz帯」と「5GHz帯」(および近年追加された「6GHz帯」)があり、それぞれ性質が異なります。2.4GHz帯は障害物に強く電波が遠くまで届きやすいですが、電子レンジやBluetoothなど多くの機器も同じ周波数帯を使用しているため電波干渉を受けやすいというデメリットがあります。一方、5GHz帯は無線LAN専用の帯域であるため干渉が少なく高速通信が可能ですが、障害物に弱く壁や階層を挟むと電波が減衰しやすいという特徴があります。