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認証・アクセス制御とは?最小権限の原則・多要素認証をわかりやすく解説

初級エンジニア想定レベル | 2026/03/15 14:04

アクセス制御の基本 — 最小権限の原則

最小権限の原則とは、ユーザーや処理に必要な権限だけを与え、それ以上は与えないという考え方です。

最小権限の原則 — 良い例 vs 悪い例
❌ 悪い例(過剰権限)
営業担当に管理者権限を付与
→ 他部門の個人情報にアクセス可能
→ 内部不正・情報漏えいリスク
✓ 良い例(最小権限)
営業担当には営業データのみ読取権限
→ 他部門データは見えない
→ 被害が万一でも最小範囲に限定

多要素認証(MFA)の仕組み

パスワードだけでは不十分です。知識・所持・生体の3要素から2つ以上を組み合わせることで安全性が大幅に向上します。

認証の3要素
知識情報(知っていること)
パスワード・PINコード・秘密の質問の答え
所持情報(持っているもの)
スマートフォン(SMS/認証アプリ)・ICカード・セキュリティキー
生体情報(自分自身)
指紋・顔認証・虹彩・声紋
MFAログインフロー
① ID + パスワードを入力(知識情報)
② スマホの認証アプリに6桁コードが表示される(所持情報)
③ そのコードをWebサイトに入力
④ ログイン成功!パスワードが漏れていても侵入不可能

アカウントライフサイクル管理

権限は「付与して終わり」ではいけません。状況に応じて正しく管理する必要があります。

アカウントライフサイクル
入社時 業務に必要な最小限の権限のみ付与。部門マネージャーが承認
異動・昇格時 前の権限を必ず剥奪してから新しい権限を付与(権限の積み重ねを防ぐ)
長期不在・休職 アカウントを一時停止。放置するとパスワードが漏れても気づかない
退職時 当日中にアカウント無効化・削除。退職後も有効なアカウントは侵入経路になる

よくある内部不正のパターンと対策

退職者の不正アクセス
退職後もVPNやシステムアカウントが有効なまま放置 → 元従業員が情報を持ち出す
権限の蓄積(特権昇格)
異動のたびに前の権限が残り、気づけば全部門データに読み取り権限が蓄積

試験ポイントまとめ

最小権限の原則 = 業務に必要な最低限の権限のみ付与する
MFA = 異なる種類の認証要素を2つ以上組み合わせる
退職時は当日中にアカウント無効化が鉄則
異動時は「前権限剥奪」を忘れずに(積み重ねに注意)
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