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IPsec VPNで暗号化と認証の両方を提供するプロトコルはどれ?

初級エンジニア想定レベル |

ネットワーク分野の試験で超頻出なのが
👉 IPsec VPNの構成要素の役割の違いです。

本記事では、次の問題をもとに
ESP / AH / IKE / L2TP の違いを初心者にもわかりやすく解説します。



🔐 問題:IPsec VPNで暗号化と認証の両方を提供するプロトコルは?

問題文
IPsec VPNにおいて、通信内容の暗号化と認証の両方を提供するプロトコルはどれか。

選択肢

  • A:AH

  • B:ESP

  • C:IKE

  • D:L2TP

👉 正解:B(ESP)


✅ 正解の解説:ESPとは?

◆ ESP(Encapsulating Security Payload)の役割

ESPは、IPsec VPNで使われるプロトコルのひとつで、次の2つを同時に提供します。

  • 暗号化(Encryption)

  • 認証(Authentication)

つまり、

✔ 通信内容を盗み見されない
✔ なりすましを防ぐ

という VPNの中核機能を担当 しているのがESPです。

◆ 試験向け1行暗記

ESP = 暗号化 + 認証



❌ 他の選択肢もセットで解説(ここが得点源)

試験では「ESPだけ覚えた」だとひっかけにやられます。
他の選択肢が何をしているかも理解しておきましょう。


A:AH(Authentication Header)

❌ なぜ不正解?

AHは名前の通り 認証専用 のプロトコルです。

AHの特徴

機能対応
認証✅ する
改ざん検知✅ できる
暗号化❌ しない

👉 通信内容は丸見え

試験向け暗記

AH = 認証のみ(暗号化しない)


C:IKE(Internet Key Exchange)

❌ なぜ不正解?

IKEは「通信の中身」を守るプロトコルではありません。

IKEの役割

IKEは、IPsecで安全な通信を始める前に、

  • 🔑 鍵交換

  • 🤝 認証方式の決定

  • 🔐 暗号方式の合意

を行う 準備係 です。

👉 通信そのものを暗号化しているわけではない

試験向け暗記

IKE = 鍵交換・設定係(通信の中身は守らない)


D:L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)

❌ なぜ不正解?

L2TPは トンネルを作るだけ のプロトコルです。

L2TPの特徴

機能対応
トンネル作成
暗号化
認証

👉 L2TP単体ではセキュリティ機能ゼロ

そのため、実務では
👉 L2TP + IPsec(ESP)
のように組み合わせて使われます。

試験向け暗記

L2TP = トンネル係(暗号化しない)


🔁 まとめ表(試験用)

プロトコル暗号化認証役割
ESP通信を守る主役
AH認証のみ
IKE鍵交換・設定
L2TPトンネル作成

🧠 超ラク暗記フレーズ(試験直前用)

  • ESP → えらい(暗号化も認証もやる)

  • AH → 認証だけ

  • IKE → 準備係

  • L2TP → トンネル職人


🎯 まとめ(結論)

IPsec VPNで
👉 暗号化と認証の両方を提供するのは「ESP」だけ

このセットは
基本情報・応用情報・ネットワーク系資格でほぼ確実に出るので
丸暗記レベルでOKです。