マルウェアの種類
主なマルウェアの特徴
| 種類 | 主な動作 | 感染経路 |
|---|---|---|
| ランサムウェア | ファイルを暗号化し、復号キーと引き換えに身代金を要求 | メール添付・VPN脆弱性 |
| インフォスティーラー | パスワード・クレカ情報・セッションCookieを盗む | フィッシング・偽ソフトウェア |
| バックドア | システムに侵入口を設置し攻撃者がいつでも入れるようにする | ソフトウェア脆弱性 |
| ボット | C2サーバの命令を受けてDDoS・スパム送信に使われる | ドライブバイダウンロード |
フィッシング攻撃の仕組み
フィッシング → マルウェア感染 → 情報漏えいの流れ
Step 1 フィッシングメール
「パスワード期限切れです。今すぐ更新してください」という偽メールを送付
Step 2 偽サイト誘導
本物そっくりのログインページへ誘導 → 入力した認証情報が攻撃者へ送信される
Step 3 認証情報利用
盗んだID/パスワードでVPN・社内システムに不正ログイン
Step 4 横展開
社内ネットワークを探索し、権限昇格・重要サーバへアクセス
Step 5 最終被害
データ窃取 / ランサムウェア展開(全ファイル暗号化)
ランサムウェア対策 — バックアップが命綱
ランサムウェアに感染した場合、身代金を払わずに復旧できる唯一の方法が適切なバックアップです。
3-2-1 バックアップルール
3 コピー
データを3つ保持(本番1 + バックアップ2)
2 メディア
異なる媒体に保存(例:SSDとテープ)
1 オフサイト
1つはネットワーク非接続の場所に保管(ランサムウェアが届かない)
世代管理バックアップの重要性
NG
1世代のみのバックアップ → ランサムウェアが暗号化した後のバックアップしか残らない可能性
OK
複数世代(例:日次7日分 + 週次4週分 + 月次12ヶ月分)を保持 → 感染前のデータに戻れる
マルウェア感染後の対応手順
1 感染端末をすぐにネットワークから切断(横展開を止める)
2 インシデント対応チームに報告
3 証拠保全(ログ・メモリダンプを取得してから削除)
4 バックアップからシステムを復元
5 原因究明・侵入経路の特定と恒久対策
試験ポイントまとめ
ランサムウェア対策の最重要:オフライン・世代管理バックアップ
フィッシング対策:MFA導入・URL確認・送信元ドメイン検証(SPF/DKIM)
感染端末は即座にネットワーク切断(横展開を最小化)
身代金支払いは復号される保証がない。バックアップが唯一の確実な復旧手段