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バックアップとは?わかりやすく解説

2026/02/10 14:54

バックアップはデータ消失・システム障害からの復旧手段として不可欠です。バックアップ種類・保存場所・頻度を組み合わせて、RTO/RPO目標に合わせた戦略を策定します。

バックアップ種類比較表

バックアップ種別:容量・時間・復元性の比較
種類バックアップ内容容量バックアップ時間復元時間必要なセット
フルバックアップ全データを毎回長い短い最新フルのみ
差分バックアップ前回フル以降の変更分中(増加)フル+最新差分
増分バックアップ前回バックアップ以降の変更分短い長いフル+全増分を順次適用

バックアップ範囲の時系列図

1週間のバックアップスケジュール:各方式でどこからどこまでバックアップするか
フルバックアップ(毎回全データ)
バックアップ
復元に必要
最新のフル1つだけ → 復元が最も速い
差分バックアップ(日曜にフル → 以降は日曜との差分)
バックアップ
Full
差分
差分
差分
差分
差分
差分
範囲図
日→月の変更
日→水の変更(増大)
日→土の変更(最大)
復元に必要
フル+最新の差分の2つ → 復元は中程度
増分バックアップ(日曜にフル → 以降は前日との差分のみ)
バックアップ
Full
増分
増分
増分
増分
増分
増分
範囲図
月だけ
火だけ
水だけ
木だけ
金だけ
土だけ
復元に必要
フル+全ての増分を順番に適用 → 復元が最も遅い(1つでも欠けると不可)

バックアップ容量の推移グラフ

各方式の1週間のバックアップ容量推移
フル
100GB x7 = 700GB
差分
100+10+20+30+40+50+60 = 310GB
増分
100+10+10+10+10+10+10 = 160GB

3-2-1バックアップルール

3-2-1ルール:業界標準のバックアップ戦略
3:3つのコピー 元データ+バックアップを合計3つ保持。1つの障害で全データを失わない
2:2種類の媒体 異なる種類のストレージ(例:HDD+クラウド)に保存。媒体固有の障害に対抗
1:1つはオフサイト 少なくとも1つは別拠点・クラウドに保管。火災・水害・盗難などの物理災害対策

RTO / RPO とバックアップ頻度の関係

RTO・RPO定義と設計指針
RTO(Recovery Time Objective)
目標復旧時間:障害発生から業務再開までの許容時間。RTOが短い(1時間以内)→ ホットスタンバイ・高速レプリケーションが必要
RPO(Recovery Point Objective)
目標復旧時点:障害発生時に失ってよいデータの最大量(時間で表現)。RPO=1時間 → 1時間ごとのバックアップが必要
RTO/RPO 時系列イメージ
最終バックアップ
← RPO(失われるデータ量)→
障害発生!
← RTO(復旧時間)→
復旧完了
RTO/RPOと対策手段の関係
RTO/RPO対策手段コスト
秒〜分単位ホットスタンバイ・同期レプリケーション非常に高い
時間単位増分バックアップ・非同期レプリケーション
日単位日次フルバックアップ低〜中
週単位週次バックアップ(テープ等)低い

クラウド vs オンプレミス バックアップ

バックアップ方式比較
項目クラウドオンプレミス
初期コスト低い(従量制)高い(ハード購入)
スケーラビリティ即時・無制限都度ハード増設
復元速度ネットワーク帯域に依存高速(内部ネット)
オフサイト性標準でオフサイト別途対応が必要
代表サービスAWS S3, Azure BackupNAS, テープ, SAN
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