nginx 第16話: nginx のキャッシュ設定とパフォーマンス最適化の応用 - より安全なウェブサーバーへのアップグレード
はじめに
前回はnginx のセキュリティ設定とログ分析について学びました。今回はnginx のキャッシュ設定とパフォーマンス最適化の応用について説明します。
これらの機能は、サーバーのパフォーマンスを向上させるために不可欠です。キャッシュ設定では、nginx がアクセス頻度が高いリソースをキャッシュし、アクセスの負荷を軽減することができます。また、パフォーマンス最適化の応用では、nginx が動的コンテンツを生成し、アクセスの負荷をさらに軽減することができます。
キャッシュ設定とパフォーマンス最適化
nginx では、キャッシュ設定は http セクション内で行うことができます。例えば、以下のように proxy_cache ディレクティブを使用すると、nginx はアクセス頻度が高いリソースをキャッシュし、アクセスの負荷を軽減することができます。
http {
...
# キャッシュ設定
proxy_cache_path /var/nginx/cache levels=1:2 keys_zone=mycache:10m inactive=60m;
upstream {
server localhost:8080;
}
server {
listen 80;
location / {
proxy_pass http://localhost:8080/;
proxy_cache mycache;
proxy_cache_valid 200 302 1d;
}
}
また、パフォーマンス最適化の応用では、nginx の resolver ディレクティブを使用して、DNS 解決時にリソースをキャッシュすることができます。
http {
...
# resolver キャッシュ設定
resolver 127.0.0.1 valid=30s;
これらの設定により、nginx はアクセス頻度が高いリソースをキャッシュし、アクセスの負荷を軽減するとともに、DNS 解決時にリソースをキャッシュしてパフォーマンスを向上させることができます。
セキュリティとログ分析の組み合わせ
さらに、nginx のセキュリティ設定とログ分析を組み合わせることで、より安全なウェブサーバーを構築することができます。例えば、以下のように http_secure ディレクティブと log_format ディレクティブを使用すると、nginx は HTTPS プロトコルを強制し、SSL/TLS 証明書の検証を行い、アクセスのログデータを収集することができます。
http {
...
# HTTPS を強制する
http_secure on;
# SSL/TLS 証明書の検証をする
ssl_verify_client on;
# ログ設定
log_format main '$remote_addr - $remote_user [$time_local] "$request" '
'$status $body_bytes_sent "$http_referer" '
'"$http_user_agent" "$http_x_forwarded_for"';
これらの設定により、nginx は HTTPS プロトコルを強制し、アクセスのログデータを収集することができます。
以上のように、nginx のキャッシュ設定とパフォーマンス最適化の応用は、サーバーのパフォーマンスを向上させるために不可欠です。また、セキュリティ設定やログ分析を組み合わせることで、より安全なウェブサーバーを構築することができます。