企業システムは、かつてのように本社やデータセンターの中だけで完結しなくなりました。
現在は、次のような接続が同時に存在します。
社員が自宅から業務システムを利用する
支店からAWS上のWebアプリケーションへ接続する
Microsoft 365などのSaaSを利用する
外部委託先が管理画面へ接続する
オンプレミスに古い基幹システムが残っている
IBM i/AS/400上でRPG資産を運用している
クラウドとレガシー環境を併用している
このような環境で、すべての通信をいったん本社へ集め、社内ファイアウォールやVPN装置を通してからインターネットへ出す方法には限界があります。
そこで使われる考え方が、**SASE(Secure Access Service Edge:サシー)**です。
本記事では、次の2つを独立した構築・移行例として解説します。
AWS上で稼働するDjango環境へSASEを適用する例
IBM i/AS/400のRPG環境など、レガシー環境をSASEへ段階的に移行する例
Djangoプロジェクトの中にRPGを組み込む構成ではありません。
SASEは、ネットワーク機能とセキュリティ機能をクラウド中心の基盤へ統合するアーキテクチャです。