SYN/ACK反射攻撃では、攻撃者が被害者のIPアドレスを送信元として偽装し、第三者のTCPサーバーへSYNを送ります。
攻撃者
│ 送信元IP=被害者
│ SYN
▼
第三者TCPサーバー
│
│ SYN-ACK
▼
被害者
被害者には、多数の第三者サーバーからSYN-ACKが届きます。
SYN/ACK反射は、第三者へ送信元を偽装して応答を被害者へ向けるため、反射攻撃です。
ただし、DNSやNTPの反射増幅攻撃とは性質が異なります。
DNSやNTPでは、小さな要求に対して大きな応答が返る場合があります。一方、TCP SYNとSYN-ACKのパケットサイズは通常大きく変わりません。
TCPで増幅が発生する主な理由は、第三者サーバーがSYN-ACKを再送することです。
したがって、次のように表現する方が正確です。
SYN/ACK反射では、応答サイズそのものより、複数の反射元とSYN-ACK再送によって攻撃量が増える。
MITRE ATT&CKでは、被害者IPを偽装して第三者サーバーから応答を返させる方法をReflection Amplificationとして整理しています。ただし、実際の増幅率はプロトコルや実装によって異なります。
