backlog拡大は、短いアクセス集中や一時的な過負荷には役立つ場合があります。
しかし、攻撃者が送信量を増やせば再びあふれます。
さらに、正規の大量アクセスが原因であれば、アプリケーション、ワーカー数、ロードバランサー、DBなど別のボトルネックを調査する必要があります。
Linuxカーネル資料も、SYN Cookieを正規の高接続レートへ耐えるための機能として使うべきではないと明記しています。
SYN_RECV要求はメモリを消費しますが、Linuxでは上限管理、軽量なrequest socket、SYN Cookieなどの防御があります。
設定や実装に問題があればメモリ圧迫の一因にはなり得ます。しかし、SYN backlogが埋まったことから、直ちにOOM Killerやカーネルパニックが発生すると断定することはできません。
通常は先に次の症状が現れます。
新規接続の失敗
接続タイムアウト
ListenDropsの増加
SYN Cookieの発動
CPUやsoftirqの上昇
ファイアウォール状態表の枯渇
回線帯域の飽和
TCP SYNフラッドは、TCPの3ウェイ・ハンドシェイクを途中で止め、未完了接続を大量に作る攻撃です。