SYN Cookieは、主にサーバー側の状態枯渇を軽減します。
次の問題は別に残ります。
回線帯域の枯渇
NICのPPS限界
CPUやsoftirqの高負荷
ファイアウォールの状態表
ロードバランサーの限界
SYN-ACK送信帯域
マルチベクター攻撃
一般的なWAFはHTTPリクエストを解析するL7対策です。
SYNフラッドはHTTPリクエストが成立する前のTCP接続段階で発生します。
TCP SYN flood
↓
L3/L4 DDoS対策・SYN Proxyが担当
HTTP flood
↓
WAF・アプリケーション対策が担当
クラウド製品では、WAFとDDoS対策が統合されて見えることがあります。しかし、実際には異なる層の防御機能が処理しています。
SYNフラッドでは、送信元IPが偽装されている可能性があります。
偽装された正規企業、クラウド、家庭回線のIPを永久BANすると、無関係な利用者を遮断します。
IPの信頼度情報は補助材料として使用し、次の情報と組み合わせます。
TCPハンドシェイク完了率
攻撃継続時間
過去の観測
ASN
接続先ポート
パケットレート
TCPフラグ
CDNやプロキシ経由の有無
スプーフィングの可能性