1. 基礎理論

Chapter 1

基礎理論の用語を順に解説します。

ハミング符号 | 応用情報技術者試験

ハミング符号とはハミング符号とは、デジタルデータを通信で送受信したり、ストレージに保存したりする際に、データの中に生じた「誤り(エラー)」を自動的に検出して正しい状態に修正(訂正)するための仕組みです。ITの世界では「誤り訂正符号」の一つとして広く知られています。コンピュータが扱うデータはすべて「0」と「1」の集まりですが、電気的なノイズなどの影響で「0」が「1」に化けてしまうことがあります。ハミング符号では、元のデータに対して特殊な計算によって求めた「チェック用のデータ(パリティビット)」を複数追加して送信します

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待ち行列理論 | 応用情報技術者試験

待ち行列理論とは待ち行列理論とは、人や物がサービスを受けるために並ぶ「行列」の長さや、待ち時間を数学的に計算し、混雑の状況を分析・予測するための学問です。レジや窓口の混雑緩和だけでなく、コンピュータや通信回線の設計にも深く関わっています。この理論では、「サービスを受けるために到着する人の間隔」「サービスにかかる時間」「サービスを提供する窓口の数」といった要素を数式に当てはめます。これにより、「平均して何分待つことになるか」「行列の長さは最大でどれくらいになるか」を導き出すことができます。コンピュータの世界では、アク

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線形計画法 | 応用情報技術者試験

線形計画法とは線形計画法(LP:Linear Programming)とは、いくつかの制約条件がある中で、利益を最大にしたり、コストを最小にしたりするための最適な組み合わせを数学的に導き出す手法です。主にビジネスの意思決定や工場の生産管理などで使われます。「線形」とは、グラフに描くと直線になるような関係(比例関係)を意味します。例えば「製品Aを1個作ると利益が100円、製品Bを1個作ると利益が150円」といった関係です。ここに「材料の量に上限がある」「作業時間に限界がある」といった複数の制約を一次方程式(直線)で表

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ゲーム理論 | 応用情報技術者試験

ゲーム理論とはゲーム理論とは、自分と相手の行動が、お互いの利益や結果に影響を与え合う状況において、それぞれの参加者が「自分にとって最も有利になるにはどう行動すべきか」を数学的に分析する理論です。経済学、経営学、軍事、そしてIT分野のシステム設計など幅広く応用されています。ゲーム理論の特徴は、相手がどのような選択をしてくるかを予測し、それに応じた自分の最適な選択肢を考える点にあります。全員が「相手がこう来るなら自分はこれが一番得だ」と考えて行動した結果、お互いにこれ以上戦略を変えるメリットがない安定した状態にたどり着

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モンテカルロ法 | 応用情報技術者試験

モンテカルロ法とはモンテカルロ法とは、方程式を解くのが難しい複雑な問題や、確率が絡む現象に対して、コンピュータで大量の「ランダムな数値(乱数)」を発生させてシミュレーションを行い、近似的な答えを導き出す計算手法です。カジノで有名な都市「モンテカルロ」が名前の由来になっています。この手法は、膨大な回数の実験(サイコロを何度も振るようなもの)を行い、その結果の統計をとることで正解に近づけていきます。計算が複雑で数式では解けないような問題であっても、単純な試行を何百万回、何億回と繰り返すことで、実用上問題のない精度の高い

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教師あり学習 | 応用情報技術者試験

教師あり学習とは教師あり学習とは、AI(人工知能)や機械学習のトレーニング方法の一つで、「問題」と「その正解」がセットになったデータ(教師データ)をコンピュータに与えて学習させる手法です。人間でいうところの「問題集と解答を見ながら勉強する」方法に似ています。学習のプロセスでは、まずコンピュータに大量のデータとそれに対応する正しいラベル(正解)を入力します。コンピュータは「このような特徴があるときは、この正解になる」というルールやパターンを自動的に見つけ出します。学習が終わると、正解が書かれていない未知のデータを入力

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ニューラルネットワーク | 応用情報技術者試験

ニューラルネットワークとはニューラルネットワークとは、人間の脳にある神経細胞(ニューロン)のネットワークを模倣して作られた、コンピュータ上で動く計算モデルです。現在のAI(人工知能)やディープラーニング(深層学習)の基盤となっている非常に重要な技術です。人間の脳は、目や耳から入ってきた情報を多数の神経細胞がバケツリレーのように伝達し、複雑な処理を行っています。ニューラルネットワークも同様に、「入力層(データを入れる場所)」「中間層(特徴を分析・処理する場所)」「出力層(結果を出す場所)」の3つの階層で構成されていま

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過学習 | 応用情報技術者試験

過学習とは過学習(オーバーフィッティング)とは、AI(人工知能)の機械学習において、コンピュータが手元の訓練データを過剰に学習してしまい、そのデータに対しては完璧に答えられるものの、新しく入力された未知のデータに対しては正しく予測できなくなってしまう現象です。これは、学習用データの細かなノイズや例外的なクセまで丸暗記してしまい、本質的なルールを見失ってしまうことで起こります。人間で例えるなら、「過去の試験問題の数字をそのまま丸暗記したため、数字が少し変わった本番の試験問題が解けなくなってしまった」という状態に似てい

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試験でのポイント

公式資料へのリンクと確認日を各記事に掲載しています。