ファンクションポイント法(IFPUG法が一般的です)による見積もり手順は、大きく「未調整ファンクションポイント(UFP)」の算出と「調整ファンクションポイント(AFP)」の算出の2ステップに分かれます。まず、システムを構成する以下の5つの機能タイプを識別し、それぞれの複雑さ(低・中・高)に応じて定められた「重み係数(ポイント)」を掛けて足し合わせ、未調整FP(UFP)を求めます。・データファンクション:内部論理ファイル(ILF)、外部インターフェースファイル(EIF)。・トランザクションファンクション:外部入力(EI)、外部出力(EO)、外部照会(EQ)。次に、システムの「信頼性要求の高さ」「分散処理の有無」「変更の容易性」など、14項目の「技術的複雑さ特性値(値は0〜5)」を評価し、その合計から算出される「複雑さ補正係数(VAF:通常0.65〜1.35の範囲)」を未調整FPに乗算して、最終的な調整FP(AFP)を決定します。この手法により、プログラミング言語が何であるか(Java、Python、C++など)や、開発者の個人的な生産性の差に依存せず、要件定義書や画面設計書などの上流工程の成果物から客観的かつ標準的な「システム規模」を測定することができます。