可用性管理(Availability Management)は、ITILにおけるサービスデザインの重要な領域です。可用性を構成する要素には、以下の4つがあります。・可用性(Availability):合意されたサービス時間中に、サービスが機能している時間の割合(稼働率)。・信頼性(Reliability):サービスが中断することなく機能し続ける能力(指標はMTBF:平均故障間隔)。・保守性(Maintainability):サービスが中断した際、どれだけ迅速かつ効果的に修復・復旧できるか(指標はMTTR:平均修復時間)。・サービス性(Serviceability):外部のサードパーティベンダーが提供する保守契約やサービスの品質。可用性管理では、単一の構成要素が故障しただけでシステム全体が停止してしまう「単一障害点(SPOF:Single Point of Failure)」を排除するための「冗長化(二重化)」の設計や、障害発生時に影響を最小限に抑える「コンポーネント障害影響分析(CFIA)」などの手法を用いて、インフラ設計の上流工程から可用性を考慮します。