このゲームを1回遊んだときに得られる見込みの平均値(期待値)は「50円」となります。もしこのゲームの参加費が60円だった場合、期待値の50円を下回るため、「参加すると平均して損をする」と判断できます。
もう少し詳しく
確率論における期待値は、離散型確率変数に対して「変数の値×その確率」の総和(シグマ)として数学的に定義されます。この考え方の背景には「大数の法則」があり、試行回数を無限に増やしていくと、実際の平均値は必ず期待値に収束するという性質を持っています。保険会社の保険料設定やカジノのゲームルールなど、現代社会における多くのビジネスモデルは、この大数の法則と期待値の概念を根幹にして成り立っています。また、IT分野のプロジェクトマネジメントにおいては、PERT法などの工数見積もりや、EMV(期待金額価値)分析による定量的なリスク評価に直接応用されています。
試験でのポイント