また、システム管理者にとっても大きなメリットがあります。社内の数百人、数千人のパソコンのOSアップデートや、セキュリティソフトのパターンファイルの更新、業務アプリケーションのインストールなどを1台ずつ手作業で行うのは非現実的です。VDI環境であれば、データセンターにあるマスターイメージ(基準となるOSの環境)を更新するだけで、全社員のデスクトップ環境に一斉に変更を反映させることができます。これにより、管理コストを劇的に削減しつつ、社内全体のセキュリティレベルを均一に保つことが可能になります。
一方で、VDIにはネットワークへの依存度が高いという弱点もあります。画面の描画やキー入力の反応をすべてネットワーク越しに行うため、通信環境が不安定だと画面がカクついたり、文字入力が遅れたりして、社員の業務効率が著しく低下します。また、サーバー側に数百人分のデスクトップ環境を同時に稼働させるための膨大なCPUやメモリリソース、そして高速なストレージ(オールフラッシュストレージなど)が必要となるため、導入における初期コスト(インフラの調達コスト)が高額になりがちです。
試験でのポイント