×
企業活動・法務・標準化

特性要因図(Cause and Effect Diagram)は、日本の品質管理の先駆者である石川馨によって考案され、海外でも「Ishikawa Diagram」として広く知られています。問題である「特性(結果)」に対して、「なぜその問題が起きたのか」という「要因(原因)」を階層的に整理していくことで、議論を構造化するツールです。一般的には、製造現場では「4M(Man:人、Machine:設備、Method:方法、Material:材料)」、サービス業やオフィス業務では「4P(Place:場所、Procedure:手順、People:人、Promotion:販売促進)」などのフレームワークを大骨(大きな枝)として配置し、そこから中骨、小骨へと原因を掘り下げていきます。単に原因を列挙するだけでなく、問題の全体像を俯瞰し、背後にある根本原因(真因)を論理的に見つけ出すためのコミュニケーションツールとして極めて有効です。

試験でのポイント

試験では、特性要因図の形状(魚の骨に似ていること)や目的、どのような場面で使用されるかが問われます。特に「問題(特性)と、それに影響を与える原因(要因)の関係を系統的に整理して表した図はどれか」という定義問題が頻出します。また、他のQC七つ道具(パレート図、散布図、ヒストグラムなど)との違いを理解しておく必要があります。例えば、「優先して対策すべき重要な課題を特定する」のはパレート図であり、「問題の要因を整理して根本原因を探る」のが特性要因図である、というように、それぞれの図の目的を混同しないように整理しておきましょう。

関連する用語

関連する用語としては、根本原因を突き止めるための手法である「なぜなぜ分析」、要因の絞り込み後に優先順位を決めるために使われる「パレート図」、データのばらつきを可視化する「管理図」があります。