疑似言語(ぎじげんご)とは、プログラムの処理手順(アルゴリズム)を人間にとって分かりやすく表現するために作られた、架空のプログラミング言語のことです。実際のコンピュータ上でそのまま実行することはできませんが、特定のプログラミング言語(JavaやPython、C言語など)の細かな書き方のルールにとらわれず、アルゴリズムの論理的な構造や流れだけを整理して伝えるために用いられます。日本のIT国家試験である「基本情報技術者試験」などの問題文でも、プログラミング能力の本質的な考え方を問うためにこの疑似言語が採用されています。
例えば、変数に値を代入したりループ処理を行ったりするアルゴリズムを、実際のプログラミング言語と疑似言語で比較してみましょう。以下は疑似言語による記述のイメージです。
■ 変数 x に 10 を代入する
■ x が 100 未満の間、以下を繰り返す
| x に x + 5 を代入する
■ 繰り返しを終了する
■ 変数 x の値を表示する