基本情報技術者試験では、午後(現在は科目B)の「アルゴリズムとプログラミング」分野において、すべての問題がこの疑似言語を用いて出題されます。特定の言語(CやJavaなど)を知らなくても、プログラミングの基礎的な思考力があれば解けるようにするための配慮です。
試験対策として絶対に押さえておくべきポイントは、試験独自の「疑似言語の記述仕様(ルール)」を完全に理解することです。例えば、配列の要素の指定方法です。多くの実際のプログラミング言語では配列のインデックス(添字)は「0」から始まりますが、試験の疑似言語では問題の指示がない限り「1」から始まるルールになっていることが多く、この違いを意識していないと、ループの終了条件などで「1つずれる(オフバイワンエラー)」という致命的なミスを犯してしまいます。
また、代入処理を表す記号として「←」が使われたり、等しいことを表す条件式に「=」や「==」が使われたり、論理演算子(かつ、または、否定)の表記方法が決まっていたりします。これらの記法に慣れておくことは必須です。
問題へのアプローチ方法としては、「トレース(机上デバッグ)」の技術を磨くことが最も重要です。トレースとは、疑似言語で書かれたプログラムを読みながら、変数の値がどのように変化していくかを表にして書き出し、手作業でプログラムを実行していく作業のことです。試験では、一見複雑に見えるループ処理や再帰呼び出しの疑似言語が出題されますが、落ち着いて変数の値の変化を余白に書き出していけば、必ず正しい答え(出力結果や、空欄に入るべき処理)を導き出すことができます。
アルゴリズム、フローチャート、構造化プログラミング