例えば、「ゼロ除算によるエラー」や「存在しないメモリ領域へのアクセス(ページフォールト)」、「システムコールの発行(SVC)」は、すべて実行中の命令が引き金となっているため内部割込みに分類されます。一方で、「キーボードからの入力」や「タイマーの満了」、さらには「磁気ディスクの読み書き完了」などは、CPUが実行しているプログラムの内容とは無関係なタイミングで外部の機器から要求されるため、外部割込みとなります。試験では、これらの具体例が一覧になっており、正しい組み合わせを選ばせる形式が非常に多く見られます。
また、複数の割込みが同時に発生した場合の処理順序を決定する「割込み優先順位(優先度)」に関する知識もよく問われます。一般的には、システム全体を揺るがすような電源異常などのハードウェア障害(機械チェック割込み)が最も優先度が高く設定されています。次いで、システムを一定の周期で動作させるためのタイマー割込み、周辺機器とのやり取りを行う入出力割込み、そして最後にプログラム上のエラーなどのソフトウェア的な割込みと続くのが標準的なモデルです。高い優先度の割込み処理を行っている最中は、それより優先度の低い割込み要求は待機状態にされる(マスクされる)という仕組みも併せて覚えておくと良いでしょう。
割込みの仕組みを理解する上で、CPUが次に実行すべき命令のアドレスを記憶しているプログラムカウンタや、割込み時に現在の状態を一時的に保存しておくデータ構造であるスタックの働きは欠かせません。また、OSの中核機能を利用するためにプログラムから意図的に割込みを発生させるSVC(スーパーバイザコール)も関連が深い用語です。