このように、各種レジスタが役割分担をしながら情報をリレーすることで、CPUは複雑なプログラムを高速かつ正確に処理していくことができるのです。
情報処理技術者試験では、各種レジスタの名称とその役割を正しく結びつける問題が頻出です。特に出題頻度が高いのは「プログラムカウンタ(次に実行する命令のアドレスを保持)」と「命令レジスタ(実行中の命令そのものを保持)」の違いです。この二つを混同させるような選択肢がよく作られるため、「アドレス(場所)」を指すのか、「命令(中身)」を保持するのかを明確に区別して覚えておくことが重要です。
また、フラグレジスタ(ステータスレジスタ)の役割についても問われることがあります。「演算結果が負になったか、ゼロになったか、桁あふれしたかを保持し、条件分岐命令の判定に使われる」という性質を問う問題がよく出ます。さらに、記憶階層の問題として、「レジスタ、キャッシュメモリ、主記憶装置、補助記憶装置」をアクセス速度の速い順、または容量の大きい順に並べ替えさせる問題も定番です。速度はレジスタが最速であり、容量は最も小さいという位置づけを確実に押さえておきましょう。
レジスタと密接に関連する用語として、CPUの負担を減らすためにレジスタと主記憶装置の間に配置される高速なキャッシュメモリや、次に実行する命令の場所を示すプログラムカウンタ、演算結果の状態を保持するフラグレジスタなどが挙げられます。