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システム構成・性能・ソフトウェア

どちらかのシステムが故障して停止した場合、デュアルシステムは直ちに故障した側をネットワークから切り離し、正常に動いているもう一方のシステム単独で処理を継続します(縮退運転と呼びます)。このように、システムの停止時間を限りなくゼロに近づけることができるため、航空管制システムや銀行のオンライン取引システムなど、人命や莫大な財産に関わるミッションクリティカルな分野で活用されています。ただし、システムを丸ごと2セット用意し、さらに照合の仕組みも構築する必要があるため、導入および運用にかかるコストは非常に高額になります。

試験でのポイント

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験のシステムアーキテクチャ分野において、デュアルシステムは非常によく出題されます。最も重要なのは、名前が似ている「デュプレックスシステム」との違いを明確に区別できるようにすることです。

試験問題ではキーワードに注目してください。「2つのシステムが同時に同じ処理を行う」「処理結果を照合(クロスチェック)する」という記述があれば、それは「デュアルシステム」です。一方、「片方のシステムがメイン(主系)として処理を行い、もう片方は予備(従系)として待機しておく」という記述であれば、それは「デュプレックスシステム」です。デュアルシステムは「2人で同じ計算をして答え合わせをする方式」、デュプレックスシステムは「1人が計算をして、もう1人は倒れた時のために準備をしておく方式」とイメージすると覚えやすいでしょう。コストと信頼性のトレードオフに関する問題としても出題されるため、それぞれの特徴を正確に把握しておく必要があります。

関連する用語

デュアルシステムと比較して出題されることが多い、主系と予備系に分かれる「デュプレックスシステム」や、一部の部品が故障してもシステム全体としては停止せずに動き続ける設計思想である「フォールトトレランス」、複数のコンピュータを連携させて信頼性を高める「クラスタリング」などが関連用語として挙げられます。