システム間で互いに通信し、正常に稼働しているかを確認する仕組みを「ハートビート(心臓の鼓動)」と呼びます。ハートビートが途絶えた場合、従系は主系がダウンしたと判断し、自動的にシステムの切り替え(フェイルオーバー)を行います。また、障害が解消されたあとに再び元の構成に戻すことを「フェイルバック」と呼びます。
注意点として、ネットワークの切断などにより両方のシステムが「自分が主系として動くべきだ」と判断してしまう「スプリットブレイン」という現象への対策(例えば監視専用の第三のサーバーを置くなど)も設計時に必要となります。
基本情報技術者試験では、よく「デュアルシステム」と「デュプレックスシステム」の違いが問われます。名前が似ているため混同しやすいので注意が必要です。
| 名称 | 構成イメージ | 特徴 |
|---|---|---|
| デュアルシステム | 主系 + 主系 | 2つのシステムが全く同じ処理を同時に行い、結果を照合する(常に両方稼働)。 |
| デュプレックスシステム | 主系 + 従系 | 片方は待機しておき、主系が故障したときに従系に切り替える(片方のみ稼働)。 |
問題文に「待機系」「ホットスタンバイ」「切り替えて処理を続行する」というキーワードがあれば、デュプレックスシステムが正解となります。「結果を照合する」「クロスチェック」などの記述があればデュアルシステムです。
常に2系統が並行して動く デュアルシステム や、障害発生時に自動的に待機系へ処理を引き継ぐ フェイルオーバー、待機系を即座に稼働できる状態で保つ ホットスタンバイ などが密接に関連する用語です。