
クラスタリング(Clustering)とは、複数台のコンピュータをネットワークで接続し、まるで「1台の巨大なコンピュータ」であるかのように連携して動作させる仕組みのことです。この集まったコンピュータ群のことを「クラスター」と呼びます。クラスタリングを行う主な目的は、システムの処理能力を向上させること(負荷分散)や、一部のコンピュータが故障してもシステム全体が停止しないようにすること(高可用性)です。利用者は、背後で何台のサーバーが動いているかを意識することなく、1つのシステムとして利用することができます。
スーパーのレジ打ち作業に例えることができます。レジ打ちの店員(サーバー)が1人だけだと、行列(アクセス)ができたときに処理が追いつきませんが、複数のレジ店員(クラスター構成)が並行して作業をすることで、多くのお客さんを効率よく捌くことができます。また、誰か1人が体調不良で抜けても、他の店員がカバーすることで店全体のレジ業務は止まりません。ネットワーク構成のイメージは以下のようになります。
+---> [サーバー1 (稼働中)]
[ユーザー] -----+---> [サーバー2 (稼働中)] <= 1台に見える
+---> [サーバー3 (故障中・自動切り離し)]\n