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システム構成・性能・ソフトウェア

NASと似た用途のものに「ファイルサーバー」があります。ファイルサーバーは汎用的なサーバーOS(Windows ServerやLinuxなど)をインストールし、詳細なアクセス権限の設定や他のアプリケーションとの連携など複雑な管理が可能ですが、構築や運用に高度な知識と手間がかかります。それに対してNASは「ファイル共有」という目的に特化して設計されているため、導入が非常に簡単で、電源を入れ簡単な初期設定をするだけですぐに使い始められるというメリットがあります。

また、企業向けのNASのほとんどは、内部に複数のハードディスクを搭載しており「RAID構成(RAID 1やRAID 5など)」があらかじめ組まれています。これにより、1つのハードディスクが故障してもファイルが消えないよう安全性が確保されています。

試験でのポイント

試験では「NAS」と「SAN(Storage Area Network)」の違いを問う問題がよく出題されます。

  • NAS(Network Attached Storage):通常のLAN(EthernetとTCP/IPネットワーク)に接続し、「ファイル単位」でデータをやり取りするストレージ機器です。ファイル共有が主な目的です。
  • SAN(Storage Area Network):ストレージ専用の高速なネットワーク(Fibre Channelなど)を構築し、サーバーとストレージを接続します。「ブロック単位」でデータの読み書きを行うため非常に高速で、データベースなど大規模なシステムで使われます。

「ネットワークに直接接続」「ファイル単位のアクセス」というキーワードが出たらNAS、「専用ネットワーク」「ブロック単位のアクセス」であればSANと区別できるようにしておきましょう。

関連する用語

ストレージ専用のネットワークである SAN(Storage Area Network) や、より高度な管理が可能な汎用サーバーである ファイルサーバ との用途の違いを理解することが重要です。