システムを拡張する際のアプローチには、大きく分けて「スケールアウト」と「スケールアップ」の2種類が存在します。スケールアウトは、安価な汎用機を複数台横に並べて連携させることで、システム全体の処理能力を向上させるアプローチです(水平方向の拡張とも呼ばれます)。この方式の最大のメリットは、システムを停止させることなく柔軟に性能を追加できる点と、単一障害点(SPOF:Single Point of Failure)を排除しやすい点にあります。1台のサーバーに障害が発生した場合でも、ロードバランサが自動的にそのサーバーを切り離し、他の正常なサーバー群で処理を継続できるため、高い可用性(アベイラビリティ)を実現することが可能です。